モノ本を作りたい!
という想いがあったとしても
実際に形にしていくには、いくつか越えなければならない壁がある。
それは技術的な壁、出会いの壁、想いの壁の3つだろう。
が、超えた。
ついにモノ本を作るに至った。
技術的な壁
- 何を作りたいか(コンセプトの整理)
- 誰にどのように売るか(ニーズとコストの整理)
- どうやって作るか(道筋の整理)
僕にとって一番超えるのが簡単だったのがこの壁だった。
仕事上新規のプロジェクトを扱う機会が多いので、コンセプト⇒ニーズの掘り下げ⇒製品までのロードマップを作るのは、息を吸うようにできる。
しかし、発信力の少ない僕にとっては、ニーズとコストの整理が常に課題であった。
モノを作っても売るところ、見せるところが少ないのだ。
特にニッチな出版物となると、更にそのハードルが高くなる。
けれど、85-Storeというセレクトショップを立ち上げてからは、将来性を含めたある程度のニーズが見込めるようになり、販売経路についても筋の通ったものを確保することができるようになった。
お店の宣伝効果としての相乗効果も期待できる。
出会いの壁
出会いにも色々あるが、販売先の顔が浮かぶとか、一緒に作ってくれる仲間がいるかとか、人とのつながりが壁になってくる。
作るだけなら、製本は一人でできる。
家庭用のプリンターや製本器具で簡単に作れるが、今回作るモノ本はアンソロジー形式であり、他の著者の記事も載るとなれば品質が安定しない物は作れない。
(誰かの記事だけうまく印刷できないとか、失礼があってはならない。)
その為今回は業者とのつながりも必要であった。
懇意にしているgraphのM様にはご迷惑をおかけしてばかりだが、今回も多大なご迷惑をかけることになるだろう。
想いの壁
作る道筋が見えて、販売経路も確保し、製品になるまでが担保されたとしても、最後まで作りきる!という強力な「決意」がなければ完成しない。
最後の一押し「実際に作るぞ!」と踏み出せるかが一番重要。
これも意外と自分一人ではできないもので、誰かに背中を押されるのが一番良い。
クラウチングスタート体制だったとしても、号砲みたいなものが重要なのだ。
ひだっちとの出会いはまさに号砲だった。
「ZINEのイベントをやりたい。」
彼女がそう言った瞬間から僕はもう全力で走り出していた。
振り返ると呆然としたひだっちを取り残してしまっていた。
製作状況
- コンセプトとニーズの整理
- スケジュール作成
- レイアウトの大枠製作(イメージの共有)
- 自分の記事(記事サンプルの共有)
- 前書き(コンセプトの共有)
- 執筆者集め(15名中14名確保)
ここまでは終了した。
残っているタスクは
- 表紙デザイン決定
- 紙と製本方法の決定
- 見積もりと予算確保
- 原稿の回収
- 執筆者とのレイアウト調整
- 校正
- 校了
だけだ。
途中の謝辞
プロジェクトは今完了している企画段階までが異様に楽しいのだが、
いつもと違って今回は複数の著者の記事をはじめに見れるのが何より楽しみである。
依頼させていただいた方は「表現者」や「仲介者」のようなプレイヤーで、色んな業種から15人勝手に選ばせていただいた。
報酬は出せない…ので、作家業を生業にしていない人だけを選ぶようにしたが、外向きの文章なり、作ったものを見たことがある人に絞って選んだ。
あとがきはひだっちに託してある。
製作に携わる皆様、勝手な自分で恐縮ですが、よろしくお願いいたします。
